肌が老化するってどういうこと?

2019年4月12日(金)


 
「いつまでも若々しくありたい」女性ならば誰もがそう願いますよね。
しかし、私達の体は、歳を重ねるにつれてさまざまな機能が衰え、
老化現象が現れます。
 
もちろん、肌にも同じことが言えます。
今回は、“肌の老化”についてご紹介していきたいます。

体の健康とも深く関わっておりますので、しっかりとケアしていきましょう♪
 
 

「肌の老化」とは

 

肌が老化する主な原因の一つは、加齢です。

新陳代謝を促して、ダメージの修復を促すとされている成長ホルモンの分泌量は、生まれたときがピークで、そこからは下がっていく一方です。
 

さらに、ターンオーバーの周期は、20歳を過ぎたころから遅くなり、ホルモンバランスも変わっていきます。

 

その結果、細胞の生まれ変わる力が落ち、日々受けたダメージの修復が間に合わなくなり、ハリやツヤがなくなる、慢性的な乾燥、くすみ、シミ、シワ、たるみといった症状が現れます。

ただし、老化の進行スピードは、人それぞれですが、老化における遺伝的な影響は、わずか20%と言われています。

 

残りの80%を占めるのが紫外線を浴びることで起こる「光老化」です。つまり、紫外線によるダメージを防げれば、老化は遅らせられます。
 

日々のUVケアと保湿ケア、そして食事の内容に正しく気を配ることで、老化の進行を遅らせることは、十分にできるのです。

 

健康な肌作りを邪魔する“肌の敵”。

敵というと、体の外側からの問題と考えがちですが、実は内側にも潜んでいます。

知らず知らずのうちに蓄積して、結果、大きなダメージを与えるものばかりです。

何気なく過ごしている毎日の生活を見直してみましょう。

 
 
健康な肌の敵を知ろう!内的な要因 TOP5

 

1位 活性酸素
 

私たちが生きていくうえで欠かせない酸素。

しかし、酸素は紫外線やたばこ、ストレスなどをきっかけにして、スーパーオキシドアニオンやヒドロキシルラジカルといった活性酸素に変身することがあります。

この活性酸素が、あらゆる細胞に対して攻撃的で、さらにはくっついた細胞を酸化、サビさせてしまいます。

 

肌が活性酸素のダメージを受けると、正常な働きが鈍ったり役目を果たせなくなったりして、肌の老化が加速します。

そして、シミ、シワ、たるみなどのエイジングサインが現れます。

健康な肌を保つためには、活性酸素から細胞を守ることが重要です。

 

 

2位 栄養不良
 

私たちの体を作る細胞が健やかに育つために、必要なのが栄養であり、基本的に食事から摂取しています。

肌、筋肉、内臓などあらゆる器官の原料となるたんぱく質はもちろん、そのたんぱく質を健康な細胞に変える手伝いをするビタミンやミネラル、抗酸化物質も不可欠です。

 

細胞を作るうえで必要なエネルギー源となる糖質などの炭水化物も適切に摂取したいものです。

肌の自然な潤いヴェールを作る皮脂の材料である、脂質も必要です。

 

健康な肌のためには、5大栄養素を中心にバランスよく食べましょう。

何かが不足していたり、栄養バランスが偏っていては、健康な肌は作れません。

 

 

3位 ストレス
 

体に必要な酸素を、体に有害な活性酸素に変えてしまうのが、ストレスの大きな罪のひとつです。

さらに、体はストレスに打ち勝とうと、副腎皮質ホルモンを多く消費します。

 

この副腎皮質ホルモンは、体内で発症した炎症を鎮めるために分泌されるものであり、ストレス対策に多く使われてしまうと、肌に炎症が現れやすくなります。

また、ストレスは、女性ホルモンにも影響を与えるため、水分と油分のバランスが乱れて、乾燥しやすくなったり、ニキビができやすくなることもあります。

 

 
 

4位 血行不良
 

細胞のひとつひとつに栄養がいきわたってこそ、健康な細胞は育ちます。

その栄養の運搬役である血液がスムーズにすみずみまで流れていくことが大切です。

滞りがあると、細胞が栄養不足に陥り、健康な肌は育まれません。

 

また、血行が悪いと血の気がなく青白く見えたり、正常なターンオーバーが行われずに古い角質が肌の表面に溜まり、くすんで見えることもあります。

女性に多い原因としては、冷えのほかに、運動不足で筋肉量が少なくなり、血液を循環する力が弱まることもあげられます。

 

 

5位 睡眠不足
 

細胞がその日に受けたダメージを修復するというのが、睡眠中の体の機能です。

睡眠時間が不足すると、その修復機能が十分に働くことができず、細胞にダメージが残ってしまいます。

 

また、細胞を活性化させ、いきいきとした肌に導く成長ホルモンは、体内時計の影響を受けるため、不規則に睡眠をとるとうまく分泌されません。

毎日6~7時間ほど、規則正しい睡眠をとることが大事です。

 

さらに寝る前の環境も大切で、スマートフォンやパソコンを眺めると、脳が刺激されて快眠の邪魔をします。
 

 
 
参考文献:いちばんわかるスキンケアの教科書

 


この記事の投稿者

mitsuyasu
mitsuyasu
ステラ漢方のホームページ、ステラ広場(コラム)のデザイン担当。 お役に立てる情報をWEBを通して発信していきます♪
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