糖尿病改善だけでなく、一つのダイエット法として注目されている”糖質制限”。
しかし、ブームが広がれば、広がるほど、糖質制限を誤解している人が
増えているように思います。
ダイエットにすぐ効果がでるため、ブームになったのでしょうが、
本質は”痩せて健康になり、長生きする”。
糖質制限はあくまでも一部であり、これだけやっていればいいという
ものではありません!
そこで今回は、糖質制限の基本や病気との関係、正しい実践法を
ご紹介させていただきます💡
人が太るただ一つの原因は、糖質にあります。私たちは、ブドウ糖と酸素を反応させて
エネルギーを作り出して生きているため、糖質は必須です。
ところが、糖質は必要以上に摂ると、エネルギーとして使われなかったブドウ糖が余ってしまいます。
血中にブドウ糖が余ってくると、膵臓から出てくるインスリンというホルモンの働きで、
ブドウ糖は、グリコーゲンに替えられ、筋肉や肝臓に貯蔵されています。
ところが、貯蔵できないほど余ってしまうと、脂肪として体内に溜め込んでしまうのです。
つまり、糖質を摂りすぎてブドウ糖が余るから太るのです。
逆に、糖質を制限するとエネルギー源であるブドウ糖が不足し、
貯蔵されていたグリコーゲンをブドウ糖に戻したり、
脂肪を燃やしたりしてエネルギーとして使います。
脂肪が燃やされているのですから、当然痩せていくといわけなのです。
健康診断で行われる「メタボ判定」で使われる項目のひとつに、
肥満度を表す体格指数「BMI」があります。
これが25を超えると保健指導の対象となります。
44歳以下であれば成人病のリスクを考えて男女とも
18.5以上25未満の「標準体重」キープ、
45歳以降は男性30、女性25以下をひとつの目安と考えましょう。
日本人の糖尿病患者は、かつては100人に1人程度でした。
ところが平成27年の厚生労働省の調査によると、
糖尿病が強く疑われる人の割合は、
男性の19.5%、女性の9.2%まで増加しています。
日本で糖尿病患者が増え始めたのは、戦後20年を過ぎたくらいからです。
高度経済成長によって生活が豊かになり、主食のお米や麺類はもちろん、
砂糖入りのお菓子やジュースまでも、誰もが自由に口にできるようになったからです。
食事は腹7分目くらいに抑える方が長生きすると言われています。
糖質は生命維持に欠かせないエネルギー源で、できる限り効率よく、
できる限り節約して使おうとするのが動物の基本システムです。
それが通常の70%しか入ってきませんので、そのシステムが限界まで稼働し、
動物が本来持っている生命力や長寿遺伝子が活性化されることで、
長生きしたのではないかと考えられます。
つまり、いつも満腹でいるとかえって長生きしにくいのです。
長寿遺伝子を活性化させるためにも、食事の管理は必要不可欠ということになります。
糖質を摂り、血糖が上昇すると、ドーパミンとセロトニンが放出され、
脳が快楽を得てハイな気分になります。この快楽を得るところを「至福点」と
呼んでいます。この脳の快楽が大変危険で、身体が糖質を必要としていない状態でも
快楽を得るために糖質摂ってしまうようになっていくのです。
これを「糖質中毒」といい、食べ過ぎや肥満の大きな原因となります。
特に、急激に血糖値が上昇する者は要注意です。
急激に上昇した血糖値を下げるため、大量のインスリンが放出され、
血糖値が急激に下がって眠気やイライラなどの不快な症状に襲われます。
そうすると、血糖値を上げるために糖質が欲しくなり…と、まさに中毒状態になってしまいます。
いかがでしたか?
糖質について、興味を持っていただけたら幸いです(*^^*)💕
次回も引き続きご紹介していきますので、お楽しみに~!
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