まばたきの回数でわかるあれこれ

2017年1月20日(金)

赤ちゃんの目力というのはすごいですね(・∀・)

 

先日、友人の赤ちゃんを抱っこしたとき、うるうるっとした瞳でじっと見つめられた私は、

「はあ~、なんて可愛いんだ💖💖💖」

と、速攻でメロメロ状態になっちゃいました。

 

その瞳に吸い込まれながら、ふと気づいたんです。

 

「この子、全然まばたきしてない……!」

 

赤ちゃんの目力がすごいと感じた理由はこれだったのか!?

 

赤ちゃんのまばたきって、本当に稀ですよね。
何であんなに目を開け続けていられるんだろう、と疑問に思ったことありませんか?

 

そこで、まばたきについて調べてみると面白いことがわかりました💡
今回は、いつも私たちが無意識におこなっている「まばたき」の秘密に迫ってみようと思います(*^_^*)

 

 

 

■大人のまばたきと赤ちゃんのまばたき

 

赤ちゃんのまばたきの話をする前に、まずは大人の一般的なまばたきから見ていきましょう。
そもそも大人は1日に何回くらいまばたきをしているかご存知でしょうか?

 

もちろん個人差はありますが、平均的には1分間に約20回、1時間に約1200回もまばたきをしているそうです。
1回のまばたきにかかる時間は約0.3秒と言われていますので、

起きている時間のうち約10分の1は目を閉じている状態ということになります。

 

では赤ちゃんの場合はどうでしょう?
乳幼児のまばたきの回数は、なんと1分間に約3回程度!
多くても10回ほどしかまばたきをしておらず、大人と比べると極端に回数が少ないですね。

 

これは、赤ちゃんは大人ほどまばたきをする必要がない、また、まばたきをあまりしないほうが都合がいいためであると考えられています。

 

 

💡大人と赤ちゃんでは涙の量が違う

 

以前、涙のしくみについてお話しましたが、私たちは目に刺激を受けたときや感情が揺さぶられたとき以外にも、目の表面を潤すために常に涙を流し続けています。

 

▼詳しくはこちら

「涙もろいのはなぜ?」すぐに涙が出てしまう原因

 

この涙を、赤ちゃんは大人の約2倍もの量を流しているのだそうです。
そのため大人よりも涙が蒸発しにくく、まばたきをほとんどしなくても目の表面はほとんど乾燥しません。
だから赤ちゃんの瞳はあんなにも潤っているのですね!

 

 

💡赤ちゃんはピントが合わせられない

 

また、私たちがまばたきをするのは、「ピント調整」という目的もあります。

 

目がかすんでいるときや、ぼやけて見えるときなどには目をぱちぱちさせたりしませんか?
このように私たちは、ピントがずれるとまばたきをすることで調整しようとします。

 

ですが、赤ちゃんはこのピント調整がまだできません。
ずれたピントを修正できないというよりも、視力が発達していないためピントを合わせること自体が上手くできないのです。
まだピントを作る練習をしている段階なのですね。

 

そのため、せっかく作ろうとしているピントがまばたきをすることによって、一からやり直さなくても済むように、まばたきの回数を極端に減らしているのだとも考えられています。

 

 

■まばたきの回数は状況によって変化しやすい

 

一般的に大人になるにつれてまばたきの平均回数は少なくなっていきますが、この回数には個人差が大きいと言われています。
さらに個人のまばたきの頻度も一定ではなく、状況によって変化します。

 

これは、まばたきの回数がそのときの感情や環境によっても影響を受けやすいからです。

 

 

💡まばたきの回数が増えるとき

 

気持ちがドキドキしているときには、同時にまばたきの回数が増えやすくなります。
例えば、緊張や動揺しているとき、不安があるときなど。
相手に嘘をついているときや、好意を抱いているときなどもまばたきの回数が増えやすくなります。

 

これは、まばたきを繰り返すことで心を落ち着かせるためではないかと考えられています。
まばたきの回数を見れば、会話をしている相手がリラックスしているかどうかを読み取るヒントになるかもしれませんね。

 

 

💡まばたきの回数が減るとき

 

反対に、気持ちを集中させているときには、まばたきの回数が減りやすくなります。

 

例えば、相手の話を真剣に聞いているとき、反対に気持ちが上の空になっているとき(他のことに気持ちが集中している)など。

 

また、パソコン作業・スマホ操作をしているときやテレビを見ているとき、ゲームに熱中しているときなども、まばたきの回数が減ります。

 

日常的にディスプレイを長時間見ることが多い人は、ドライアイになりやすいと言われていますね。
これは、画面を見ることに集中してまばたきの回数が減り、目が乾きやすくなってしまうからです。
そんな方は自分の目を乾燥から守るためにも、意識してまばたきをするように心がけましょう。

 

 

長時間のパソコン・スマホ操作は、目の周りの筋肉も酷使します。
まばたきだけでなく、ときどき休憩をはさんで目を休めてあげてくださいね。
私も赤ちゃんのうるうるっとした瞳に近づけるようにアイケアを心掛けようと思います✨(*´▽`*)

 


最新記事