味噌汁健康法①

2019年8月12日(月)

近年、味噌汁を献立に加えない家庭が増えているそうです。

 

日本人ならば、誰もが食べたことがある「味噌汁」。

 

当たり前の存在になりすぎて、つい見逃してしまいがちな味噌汁の魅力についてご紹介いたします💡

 

 

 

 

味噌の栄養

 

 

 

 

 

だし食材の栄養

 

 

 

高血圧の予防

 

味噌汁には、減塩効果があり、血圧を上げにくくする効果があります。

 

共立女子大学・上原誉志夫先生らの研究によると、同じ塩分濃度の味噌水と食塩水をそれぞれラットに与えたところ、

 

味噌水を飲んだラットの方が血圧が上がりにくくなることがわかりました。(下図参照)

 

さらに、味噌水を飲んだ方では、摂取した食塩の30~50%もの量が、直ちに腎臓から体外へ排出されていることがわかったのです。

 

これは、味噌に含まれる成分に、腎臓から食塩を出しやすくする働きと、血管を拡張して血圧を上げにくくする働きがあるためと考えられています。

 

 

 

 

動脈硬化の予防

 

血管の内側にコレステロールなどが蓄積し、血管内が狭くなって血液が通りにくくなった状態を動脈硬化といいます。

 

上原先生の研究によると、味噌汁の摂取頻度別に動脈の硬さを示すCAVI値を測定したところ、1日1杯程度とる人は、

 

CAVI値の数値が低く、血管年齢が10歳ほど改善することが分かりました。(下図参照)。

動脈硬化は、血管の平滑筋細胞が分裂し、増殖が進むことで症状が進行します。

 

味噌の機能性成分には、細胞の分裂速度を抑える働きがあるので、結果的に動脈硬化を防いでくれるのです。

 

 

 

 

がんの予防

 

がんは、1981年から現在まで、40年近くもの間、日本人の死因トップになってる厄介な病気です。

 

厚生労働省研究班の報告では、女性2万人を10年間追跡調査したところ、味噌汁を1日3杯以上とっていると、

 

乳がんの発生リスクが40%も低下することが明らかにされました(左下図参照)。

 

また、1981年に国立がんセンター研究所・平山雄先生が発表した調査によると、味噌汁を毎日とっている人は、

 

とらない人に比べて男女ともに胃がんの死亡率が低いことが分かっています(右下図参照)。

 

 

 

いかがでしたか?

 

味噌汁を飲んでみようかなという気持ちになりますよね😋

 

次回は、味噌汁に合う“健康的な組み合わせ”をご紹介いたします💡

 

次回もどうぞお楽しみに✨

参考文献:みそ汁で健康になる!


この記事の投稿者

yahata
yahata
ステラ漢方の会報誌「ステラ通信」編集長。ステラ広場ではダイエットについて実践したものをご紹介していきます!ぜひ、お試しください♪
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