血流をよくして不調をなくそう

2019年12月30日(月)

体と心の不調は、血流の悪さが深く関係しています。

 

「体が冷える」「むくみやすい」「イライラやうつっぽくなる」などの症状も血流の悪さが原因です。

 

十分な量の血液をつくり、質をよくして、体内にめぐらせることができれば、体と心の悩みは解決していきます。

 

生活習慣を見直して、血流をよくし、健やかな毎日を手に入れましょう🍀✨

 

 

 

 

 

血流が悪いってどういうこと?

 

血流の悪さは、血がつくられなくなる→血が足りなくなる→血がめぐらなくなるという順序で起こります。

 

血が多すぎてもよくありませんが、血が足りない人の場合はその量の不足を解消しないといけません。

 

血を増やすというのは血の質をよくするという意味もあります。

 

質の悪い血をめぐらせれば、体に不具合が起こります。

 

十分な量の質のよい血を、きちんと全身にめぐらせることが必要です。

 

血をつくる→血を増やす→血をめぐらす、この循環がスムーズになってはじめて血流がよい、

 

「血液がたっぷり」な状態といえます。

 

 

 

 

7つの血液の仕事!

 

血液と体内をめぐる血液の役割は7つあります。

 

1つ目は、呼吸によって肺に入った酸素を全身の細胞に運び、帰りに細胞から吐き出された二酸化炭素を受け取ります。

 

2つ目は、小腸で吸収されて肝臓で代謝された栄養素を全身に運びます。

 

3つ目は、女性ホルモンや成長ホルモンといったホルモンを各器官に運びます。

 

そして、細胞から出た老廃物などを回収して、運搬します。体内に異物が入った情報を全身の細胞に知らせるのも血液の役割です。

 

さらに、傷口を修復します。血管を縮小・拡大して体温調節するのも血流が行っています。

 

このように、血流は人間の生命活動に重要な役割を担っています。

 

 

 

 

 

冷えている体は血流が悪い

 

血液は体内で常に循環しながらたくさんの役割を担っています。

 

しかし、この血のめぐりがなんらかの原因で滞ると、栄養も酸素も十分に届かなくなった細胞は、

 

はたらかなくなり、熱の産生力が弱くなって、体温が低くなります。

 

体温が低くなると血管は収縮して細くなります。

 

血流が悪くなり、低体温と老廃物が運び出せないために血液はドロドロになりさらに血流は悪くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

体温が低ければ血液の温度も低い

 

 

免疫力を保ち、身も心も元気に暮らすためには、成人であれば36.5度~37度ぐらいの体温が必要です。

 

血液の温度が低ければ、血のめぐりも悪くなります。

 

平熱が低い人は日頃から低体温の状態に慣れているために、体調にさほど違和感をもっていない

 

かもしれませんが、自覚がないだけで体内の血流はどんどん悪くなっています。

 

その結果、頭痛、肩こり、倦怠感、睡眠不足、肌あれ、月経痛などに悩むことになるのです。

 

 

 

 

 

血流がよくなれば病気や不調を防げる

 

◇冷え◇

体が冷えると、血管は収縮して体温を保とうとします。

 

血管が細くなって体のすみずみまでに血液が送り込まれなくなり、体の各部分の細胞は必要な栄養分や酸素を受け取れず、

 

まともに機能できなくなります。熱を生産することもできないため、さらに体温は低くなり、血流は悪くなります。

 

こうした悪循環で「冷え」は体に根づいてしまうのです。

 

 

 

◇むくみ◇

血行不良によって栄養や老廃物の運搬が滞ると、体内の水分調節はうまくいかなくなり、

 

また発汗・放熱もスムーズにできなくなるため、体内の水分バランスはどんどん悪くなります。

 

体内のさまざまな部分に余分な水分がたまると多種多様な症状があらわれます。

 

改善するためには、体をしっかり温めることと、冷たい食べ物と飲み物をとりすぎないことです。

 

内臓をしっかり温めることができれば、血流がよくなり、体内の余分な水は自然と体の外に排出されます。

 

 

 

 

◇肩こり◇

長時間パソコンでデスクワークをしていると、肩がこってきます。

 

肩こりがひどくなってくると、疲れもなかなか解消されなくなり、しだいに頭痛などの痛みを引き起こすこともあります。

 

肩こりを感じはじめたら、首のつけ根をじっくり温めましょう。

 

血のめぐりがよくなり、たまっていた「こり」が流れていき、かたまった筋肉もほぐれます。

 

マッサージで肩こりを解消しようとしがちですが、こりの解消は強く押すのではなく、

 

やさしくさすって血流を促すのが効果的です。

 

 

 

 

◇睡眠障害◇

人間は睡眠中に無意識に姿勢を変えながら、体のゆがみやこり、疲れをとろうとします。

 

朝起きたときに、寝ついたときと同じ姿勢の人、疲れがとれずにすっきりしないと感じる人は、

 

体が冷えている可能性があります。体が冷えていると就寝中の布団はなかなか温まりません。

 

姿勢を変えるために寝返りをしても、移動した場所が冷たいと元に戻ってしまい、

 

結果的に寝ついた場所と同じ姿勢のまま目が覚めることになります。

 

姿勢を変えれないと、疲れが残ってしまい、起きてもすっきりしません。

 

血流をよくして体を温める必要があります。

 

 

 

 

◇肥満◇

食べ過ぎや運動不足の生活が肥満の主な要因なのですが、血流の悪さも肥満の元になります。

 

血流が悪くなると、栄養や老廃物などの運搬が滞りぎみになってしまい、新陳代謝が下がります。

 

冷えた体では体脂肪が燃焼しにくく、運動をしても効果が現れにくくなります。

 

脂肪が燃えやすい体を作るには、体をあたためて血流をよくし、体の中から熱をつくる筋肉をつくることも大切です。

 

 

 

◇心の不安定◇

血流が悪くなると、脳をめぐる血も不足して、うつ、落ち込み、イライラといったマイナスの感情が出やすくなります。

 

血流が悪いことで体が冷えると心も冷えて機能が低下していき、負の感情が生まれやすくなります。

 

逆にイライラしたり、悔しがったり、不愉快だったりといったストレスからも血流は悪くなります。

 

ストレスがある程度の水準を超えると、緊張のホルモンが分泌されます。

 

そうすると、全身の血管が収縮し、血管が細くなるために血のめぐりが悪くなります。

 

 

 

 

◇動脈硬化・高血圧◇

女性は更年期を迎える頃から、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減り、急速に血管の老化が進みます。

 

そうして「動脈硬化」や「高血圧」を引き起こします。エストロゲンの量は、脳の視床下部が調整していますが

 

更年期になると視床下部は少ないエストロゲンをなんとか分泌しようと集中し、自律神経の調整がおろそかになります。

 

そのため血圧が不安定になり、血管に負担がかかります。血管年齢という言葉がありますが、

 

血管の若さと実年齢はイコールではありません。血管年齢を若く保つことで、睡眠不足やストレス、

 

冷えなどでもバランスを崩しがちな自律神経を整えておくことが大切です。

 

 

 

いかがでしたか?

 

次回は、血流をたっぷりにする方法をご紹介いたします💡

 

どうぞ、お楽しみに~(*^^*)💛💗


この記事の投稿者

yahata
yahata
ステラ漢方の会報誌「ステラ通信」編集長。ステラ広場ではダイエットについて実践したものをご紹介していきます!ぜひ、お試しください♪
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