毎日寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
寒いとどうしても足や指先が冷えたり、肩こりに悩まされてしまいます…
使い捨てカイロや厚着することでカバーしがちですが、体の内側から改善したい!
そのようなお悩みには、実はリンパが関係しているかもしれません。
「リンパを流す」「リンパマッサージ」とよく言いますが、そもそも“リンパ”とは何かご存知ですか?
リンパとは、毛細血管から浸出した一般にアルカリ性の黄色の漿液性の液体で、人間の生命活動を支えるといっていい大切な役割を担っています。
では、そのリンパが滞るとどうなってしまうのか、そもそもどんな役割を持っているのか
今回はそんなリンパについてのお話です。
※漿液性(しょうえきせい)…自然に存在する無害な一般的に薄い黄色透明な種々の体液のこと。
●シミ、しわができやすく老け顔になる
顔の周りや首のリンパが滞ると、血液の流れに悪影響を及ぼし、皮膚の細胞に必要な酸素や栄養素、水分などが十分に送り届けられなくなります。
●女性ならではのトラブルが増える
そけい部にあるリンパ節が滞ると、骨盤内の子宮や卵巣など生殖器の働きが悪くなります。
→女性ホルモンの分泌が低下し、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
●風邪をひきやすくなる
リンパ節の働きのひとつに、免疫機能があります。
リンパ節には、最強の白血球といわれるリンパ球があり、自らウイルスや細菌と戦うだけでなく、病原菌の抗体を作り、次に同じ病原菌が侵入してきたときに戦う勢力を増やしています。
リンパの流れが滞ると、この免疫機能は低下してしまいます。
●体温が下がり、体が冷えやすくなる
食後の消化や、体を動かして脂肪を燃焼したときなどの代謝により、体温は上がります。
代謝が悪いと体温は上がらず、内臓の働きが低下して全身の血行が悪くなり、体に冷えを感じます。
リンパが滞ると、老廃物や余分な水分が回収されなくなるため、代謝も血行も悪くなり、冷えを悪化させてしまいます。
●ストレスを感じやすくなる
リンパには、老廃物や有害物質を回収し、浄化をする働きもあります。
リンパの流れが滞って老廃物がたまると、体が疲れやすく、自律神経のバランスが崩れてストレスを感じやすくなります。
●脂肪が燃えず、太りやすくなる
リンパは、『インナーマッスル』と呼ばれる深層部にある筋肉をほぐすことで流れが促されます。
リンパが滞ると、リンパ液の中の中性脂肪や老廃物が体の中にとどまり、脂肪を引き寄せてしまいます。
●血液の流れ
血液は、心臓→動脈→各臓器→静脈→心臓というルートで循環しています。
動脈を通して、細胞に必要な酸素や栄養が全身に運ばれ、静脈によって、体の各部に生じた二酸化炭素や老廃物が運び出されます。
●リンパの流れ
リンパは、毛細血管からスタートします。
血管からしみ出した栄養素の回収や細菌の退治、老廃物を除去しながら、太いリンパ本幹へ流れ、鎖骨の下にある鎖骨下静脈に合流した後、心臓へ、一方向に流れます。
①浄化
細胞のために血管からしみ出した栄養素が使われなかった余りや、人体に有害な物質をリンパが回収します。
そのまま流してしまうと、ばい菌やウイルスなども心臓に送ってしまうので、リンパ節のフィルターでろ過し栄養素だけを運びます。
②免疫
リンパ節内では最強の白血球といわれるリンパ球が作られていて、これがばい菌やウイルス、腫瘍細胞を撃退します。
細胞の残骸を食べるマクロファージも作られ体を守っています。
いかがでしたか?
今回は、リンパが体調管理からストレスの感じ方まで体の全ての機能と結びついていることについて解説しました。
次回は、そんなリンパを効果的に流すためのストレッチについてご紹介します!
次回もお楽しみに♪
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